振り向くはずの彼

失恋してから、いつかきっと彼はもどってくると信じていた学生の頃の話し。

私は妄想に取りつかれていたのかもしれないような゜、異常な行動力を発揮していたのです。
ドラマに影響されすぎたようです。

空いた時間を見つけては昼夜問わず、パワースポットに通った。
それから2週間ほど経つとさすがに疲れてきたのと、怨念がましくなってはいないかと思い始め、一旦休止することにした。

ひょっとしたらそろそろご利益があるかもと期待し、「話したいことがある」と彼を呼び出して直接アタックした。
返事は強い口調で「もしかしたら今後戻りたくなるのかもしれないけど、今はありえない」。

は?振られたんだろうけど、何言ってんの?キープするようなこと言ってさ。
ちょっと悔しい…でもわずかな期待に賭けたくなる。
そしてまたパワースポット通いを再開。

ただ、今回はなんだかだんだんバカらしく思えてきて、もう通うのはやめた。
彼への気持ちも徐々に薄れ、すっかり忘れた半年後、久しぶりに彼からメールが届いた。
「話したいことがあるんだけど、会えないかな?」って。

あら!ホントに戻ってきた!これってご利益!?だけど、もう遅い。
あなたはもう過去の人。
「私は話すことはないから、会いません」とキッパリ伝えた。

別れた頃に相談していた共通の友人から「あいつ泣いてたよ」って言われ、妙な達成感でスッキリ。
ちょっと遅かったけど、ご利益ありがとう。

自分が追いかけておきながら、近寄ってきたらカウンターパンチの女と言われました。

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